eコラム20 原稿作成術

c初めての執筆でも安心!原稿の書き方のコツ

「どうやって原稿を書いたら良いか分からない……」
「文章を書くのは苦手……」
そんな不安をお持ちのあなたへ。
初めて文章を書く方でも原稿を完成させられるコツをご紹介します。

c書きたいテーマを明確にする

まずは、どんな本にしたいのか、テーマを決めましょう。
小説、エッセイ、絵本、ビジネス書、実用書、専門書……、さまざまなジャンルの本がありますが、どんなジャンルであっても、主題となる明確なテーマが決まっていると原稿がまとまりやすいです。
「すれ違いつつも最後には結ばれる青春恋愛小説を書きたい」
「自分がこれまでの仕事で経験した●●について書きたい」
「自分が好きな戦国武将●●の●●の戦いについてまとめた研究書を書きたい」
「絵本を通じてこどもたちに●●を伝えたい」
など、自分が「一番書きたい!」と強く思うテーマを、はっきりと決めることが大切です。

c読者(ターゲット)を決める

誰に読んでもらいたいのか、ターゲットとなる読者を具体的にイメージしましょう。
どういう人に読んでもらいたいのかを考えることは、どういう内容や言い回しで文章を書けばいいのかを考えることに繋がります。
「老若男女問わず読んで欲しい」というのが理想ではあると思いますが、読者が具体的にイメージされていないと、原稿内容もふんわりとまとまりの無いものになってしまう可能性が高くなってしまうかもしれません。
年齢、性別、趣味・嗜好、初心者なのか専門家なのかなど、読者の姿を具体的に考えながら原稿を書くことで、対象となる読者の心に響く内容になるでしょう。

c章立てや構成を考える

本全体を通した章立てや構成を考えましょう。
本全体のあらすじやプロットをあらかじめ決めておくことで、本全体の内容が把握しやすくなります。
原稿を書き始めると、あの内容も入れたい、この内容も入れたいと、どんどん書きたい内容が膨れ上がっていってしまうことが多いです。本当に必要なものであれば、もちろん書いていただいた方が良いです。ただし、あらかじめ決めておいた構成から離れすぎてしまうと、内容の軸がブレて、その書籍を通して言いたいことが分かりにくくなってしまうことがあります。
内容のブレを防ぐためにも、事前に本全体の構成を考えておくと良いでしょう。

c書きやすい方法で書き始める

パソコン、スマホ、手書きなど、自分が一番書きやすい方法で書き始めましょう。
例えば、今までパソコンで長い文章を打ったことが無いという方が、いきなり原稿をパソコンで書こうとしたとしたら、どうなるでしょうか? ソフトやキーボードに慣れずに、途中で執筆が嫌になってしまうという可能性も考えられます。
どういった手段で書いても、文章の内容に違いはありません。まずは、ご自身が慣れている方法で、原稿を書き上げることを目指しましょう。

cまずは文章を書きあげて、後から推敲する

最初から完璧な文章を書こうとせず、まずは文章を最後まで書き上げることが大切です。
プロの作家でも、一発でいきなり完璧な文章を書けるという人はまず居ないでしょう。多少言い回しがおかしかったり、内容に齟齬があったりしても、まずは原稿を「最初から最後まで書き終える」ことが重要です。
最初から完璧な文章を目指していると、執筆途中で何度も同じような文章を考え直すことになって行き詰ってしまい、原稿が完成しなくなってしまいます。
まずは原稿を最後まで書ききって、その後で推敲を重ねてブラッシュアップするようにしましょう。
推敲時に、誤字脱字のチェックだけではなく、文章の表現や言い回し、内容の重複などを確認し、より読みやすくなるように「完成」させていくと良いでしょう。
客観的な視点で文章を見直すために、家族や友人に見てもらうのもおすすめです。

cプロの編集者によるサポートも

「文章を書くのが苦手」「客観的に原稿をチェックしてほしい」「誤字脱字のチェックを頼める相手がいない」という方は、お手軽出版ドットコムの編集オプションをご利用ください。
経験豊富な編集者が、お客様の原稿を丁寧にチェックし、より良い作品になるようにお手伝いいたします。 >>「編集・校正サービス」の詳細はこちら

初めての執筆でも、重要なポイントを押さえれば、原稿を完成させることができます。 ぜひ、お客様の想いを込めた素敵な本を、形にしてください。