eコラム29 自費出版の落とし穴

c自費出版で後悔する人の失敗事例3選

「来年こそは、自分の本を出版したい」
「春になったら、書き溜めた原稿を形にしたい」

年末が近づき、そんな新しい目標を立てている方も多いのではないでしょうか。
その熱意を無駄にしないために、あえてこの時期にお伝えしたいことがあります。

それは、「出版に失敗する人の共通点」です。

この共通点を持つ人が、「計画や進め方の『落とし穴』」にはまってしまい、出版が頓挫したり、納得のいかない本になってしまったりする……。そんな「失敗事例」をいくつかご紹介します。

成功のために、ぜひチェックしておいてください。

c【失敗事例1】「とりあえず全部書いてから」の罠

「まずは原稿を完成させてから出版社を探そう」
一見、正しい手順のように思えますが、実はこれが一番の回り道になってしまうことがあります。

ある著者は、Wordで数百ページにわたり熱心に原稿を書き上げました。
しかし、いざ出版の相談に来られた際、本のサイズ(判型)や縦書きの文章ルールがあやふや状態で書かれていたことが判明。実際の本のサイズに合わせたレイアウト調整や、文章ルールの統一のために、膨大な修正と書き直し作業が発生してしまいました。

【成功の秘訣】
執筆は「家の建築」と同じです。書き始める前に「設計図(本のサイズや仕様)」を決めておくことが、手戻りのない最短ルートです。
出版社やジャンルごとに、書籍仕様や原稿仕様は変わってしまいます。最初に仕様を固めてから執筆に取り組むと良いでしょう。

c【失敗事例2】「春に出したい」のスケジュール倒れ

「3月に出版したいから、年明けの1月に申し込めば間に合うだろう」
この「期間の読み間違い」も、非常によくある失敗です。

実際に1月にお申し込みいただいたある著者のケースです。
原稿確認後のデザイン制作や校正(修正)のやり取りに思いのほか時間がかかり、本が完成したのは初夏でした。
結果として、「退職記念に配りたかった」「イベントで販売したかった」という本来の目的の日に間に合わないという悔しい事態になってしまいました。

【成功の秘訣】
納得のいく本を作るには、3~6ヶ月程度かかる場合が多いです。「春」の出版を目指すなら、逆算して遅くとも「今すぐに」動き出す必要があります。
仕様や依頼する作業内容によっては、既に春の出版に間に合わない可能性もあるので注意しましょう。

c【失敗事例3】「自分一人で完璧にできる」という誤算

「誤字脱字は自分でチェックしたから大丈夫」
コストを抑えるために、プロの校正を入れずに出版したケースです。

刷り上がった本を開いて、その著者は愕然としました。
自分では何度読み返しても気づかなかった誤字や表記揺れ、不自然な表現がいくつも見つかったのです。一度印刷されてしまった本は、もう直すことができません。
「恥ずかしくて、知人に配れなくなってしまった」という、取り返しのつかない結果になってしまいました。

【成功の秘訣】
著者の脳は、自分の文章を脳内で無意識に補完して読んでしまうため、ミスに気づきにくいものです。「第三者の目」を入れることは、クオリティ担保のために欠かせません。
もちろん、プロに校正を依頼してチェックしてもらうのが一番です。もし、その余裕がない場合は、家族や友人などの第三者に確認してもらうと良いでしょう。

c失敗しないために避けるべきなのは? 「思い込み」という共通点

これらの失敗は、実は「最初の計画段階」で防げるものばかりです。
いずれも、きちんと確認をしないまま「思い込み」で見切り発車してしまったことが原因となり、失敗してしまったのです。

・執筆を始める前の「仕様決め」
・目的に合わせた無理のない「スケジュール計画」
・クオリティを高めるための「客観的なチェック」

「来年こそは!」という思いを、失敗なく形にするために。
まずはぜひ一度、私たちのところに相談に来てください。

お手軽出版ドットコムでは、これらを個別にアドバイスする「出版相談会」を実施しています。 >>出版相談会のご予約はこちら