私が貴社にお世話になるのは、今回が二度目でした。
前回に引き続き、担当の方の対応には非常に好感を持っており、満足しております。
今考えてみると、その理由の最も大きなものは、担当の方が「決して急かさない」という点だったのではないかと思います。
具体例を二つ申し上げます。
私の作品は、英国の児童文学を翻訳したものでしたが、一番の問題は著作権でした。
当該作品の著作権そのものはすでに消滅していましたが、問題だったのは日本で出版されている翻訳本との兼ね合いでした。
担当の方からはたいへんご心配をいただき、さまざまなご助言もいただきました。
私が心から納得するまで、やり取りをさせていただきました。
また、校了に至るまでの原稿の編集・修正についても、担当の方から「これで校了ですね」と言われることは決してありませんでした。
私が「おそらく不備な点も多々あるだろうが、もし駄目だったら自己責任だ」と思えるまで、やり取りをさせていただきました。
担当の方が「決して急かさない」というのは、そのような意味です。
ここに改めてスタッフの皆様に御礼を申し上げるとともに、貴社のますますのご発展を祈念しております。
書籍体裁 | ソフトカバー B5判 |
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本文仕様 | モノクロ 252ページ |
装丁デザイン | デザイナーが制作(オリジナル装丁についてはこちら) |